神奈川県の丹沢山塊のシタンゴ山の紹介

神奈川県西部の丹沢山塊は、都心から近いこともあって、多くのハイカーたちで賑わいます。
丹沢はかつて仏教の修験者たちが修行していた場でした。したがって仏教にまつわるユニークな名前が、山名などに多く残っています。

 

その中でもひときわユニークなのは、丹沢の中の南やや西にある「シタンゴ山」という山です。
古来は震旦郷(シタンゴウ)と書かれていました。
欽明天皇の時代に仏教をシタンゴ山のふもとの寄(やどきり)に伝えた仙人がいました。この仙人は寄の奥の大寺の山上に居住していました。この仙人を「シダゴン」と呼んだことから、それが転じて震旦郷と言われるようになり、そのまま山の名前になりました。「シダゴン」は中国の言葉で、仏教の修行をつんで悟りに達した人という意味になります。

 

現在では、寄は小田急線の新松田からバスで20分ほどで行けます。寄からシタンゴ山までは1時間30分ほどのハイキングです。シタンゴ山は丹沢の大山、塔ノ岳、鍋割山、蛭ヶ岳などの主要な山や、富士山、相模湾などの好展望地として知られています。初心者でも登りやすい山ですが、表丹沢の山ほどの混雑はなく、静かな山歩きが楽しめます。